11/29~30、一泊二日で4月に入社した新入社員3名が甕(もたい)牧場に研修に来ました。
当初は、牛舎の清掃・エサの給与などを予定していたのですが、甕さんの特別な計らいで、1日目は数頭の搾乳を、ナント2日目の搾乳はほとんど全ての牛の搾乳をさせて頂きました。
普通、酪農家は搾乳中に外部の人間がいることを嫌がります。
牛が神経質になり、乳量が減ってしまう為です。
ましてや搾乳を他人に任せることはありません。
搾乳は、最初に乳頭を拭く所から分刻みで手順が決まっており、この手順とタイミングがずれると乳房炎になってしますからです。
またこれに応えて新入社員の3名も一生懸命研修に取り組んでくれました。
新入社員からは、「良い経験をさせて頂きました。酪農家の会社への思いや期待も感じられました。」
甕さんからは、「せっかく牧場に来てくれたのだから、できるだけの事はさせてあげたい。
少しでも日頃の業務に役立てばと思っています。」と感想をそれぞれから頂きました。
安曇野牛乳はそんな想いが詰まった牛乳です。(獣医師 小池洋一)