モーちゃんと工場見学~「牛乳」ができるまで~

こんにちは!乳牛の"モーちゃん"です。

みんなが飲んでる牛乳。
どんな風にして作られているんだろうね?

モーちゃんがしぼったお乳をそのまま
牛乳パックにいれて冷やしただけ・・・
なんて思ってないかな!?

みんなに安心しておいしく飲んでもらうためには、
じつはとっても大きな工場で、いろんな工程をへているんだ。

それも、とっても短い時間に。
それをこれから紹介するね!

まずは、酪農家さんがしぼった(さく乳した)新鮮な牛の生乳を集乳車で集めるんだ。集乳車のタンクはもちろん冷蔵だよ。

協同乳業の工場に到着!
でも運ばれてきた原乳は、そのまますぐには工場内に受け入れられないんだよ。
工場の中は、とても清潔で、中にはいる人達は全員、
徹底的にキレイしなくてはいけないんだ。

清潔な環境で、生乳は厳しく受入検査され、合格したものだけが、気温10℃以下に保たれて、「冷蔵タンク」に集められるんだ。

とても手間がかかるようだけど、鮮度が命の牛乳だから時間はかけちゃだめ。検査はとても手早くやらなくてはいけないんだよ。

いよいよ、生乳を製品にする工程だよ。

まずは、生乳に必ずふくまれている細菌をやっつける殺菌工程。
そして、乳脂肪という牛乳の品質を決める成分を一定にする工程。

同じ牛乳といってもいろんな名前のものがあるけれど、主にこの2つの工程によって牛乳の風味、美味しさの違い、つまり製品の個性が変わるんだ。もちろん、製品の種類によってもやり方は変わるよ。

ここまで(このあとも!)、人の手にはまったく触れることはなく、コンピュータのシステムで集中管理しているわけだけど、それをちゃんと人が監視しているので、万一、おかしなことがあった時でも、作業を止めて安全確認をすることができるんだ。

これで皆が飲めるように変身した牛乳は、「貯蔵タンク」で冷やされ、牛乳として紙パックや牛乳ビンに詰められるラインに送られるんだよ。
ヨーグルトやプリンの原料になるものもあるよ。

紙パックや牛乳ビンに入れられた製品は、一定のきまりに沿って検査をするんだ。
成分や殺菌に問題はないか、飲んだ時の風味がおかしくないか、といったことを最終検査するんだよ。

全ての工程が終わると、出荷用に箱詰めされ、巨大な冷蔵庫に送られるよ。

その冷蔵庫から、そのまま冷蔵トラックへ積み込み、
厳しい品質管理を通過した牛乳がようやく、お店に送られるんだ。