協同乳業物語自然の輝きに、おいしさそえて。
"乳の価値"を永遠に語り継ぐ

愛されるブランドには、長年育まれてきた物語があります。
食卓に健康なおいしさをお届けする協同乳業のブランドにも、
豊かな自然の恵みを損なわずありのままに伝えたいという
多くの人々の想いが、幾重にも重なり合い綴られています。
進化し続けながらも、真に価値のあるものは大切に守り通し、
今日まで黙々と語り継がれてきた協同乳業の物語。
その1つ1つに込められた想いをシリーズでお伝えします。

協同乳業物語 06

乳の価値を伝える販売網

顔の見える「協同乳業の宅配」サービス

自然の恵みとおいしさを伝える協同乳業のブランドは、お客様と出会う瞬間をも大切にする。いつもの所へ、いつもの時間に届くいつもの商品が、健康な食生活を支える。新鮮な生乳を工場で瓶詰めし、"顔の見える販売者"が食卓へと運ぶ。昔変わらぬ牛乳配達の仕組みにも、真摯なこだわりが込められている。

日本人の健康を支えてきた牛乳配達

協同乳業が市乳(飲用牛乳)の生産販売を開始したのは1956(昭和31)年。当時、牛乳は牛乳瓶に入れられて早朝に家庭に配達されてくるのが、日本人にとってあたりまえの慣習だった。人々は毎朝牛乳箱に届けられる新鮮な牛乳を飲み干し、健康的な一日を迎えていた。

 

牛乳配達は明治時代から、既に開始されていた。黎明期の牛乳配達は、現在の東京23区中にあった酪農地から生乳を運び、柄杓でお客様の鍋に取り分けていたと云う。人々はその鍋でミルクを沸かし、貴重な滋養源としていた。明治の頃から牛乳は、人々の健康な毎日を支えていた。

その後、広口の透明なガラス瓶が牛乳の容器として使われるようになる。昭和初期には加工製造時の殺菌も義務付けられ、回収した牛乳瓶のリサイクルの仕組みまで確立された。当時は自転車や人力車などで配達していたが、1950年代後半の高度成長期からは牛乳の需要も急増し、トラックに氷の塊を載せて牛乳を配達したと云う。各家庭の軒先には、木製の牛乳箱が固定されていた。

やがて1960年代に流通の形態は大きく変化する。食品や生活必需品を買い揃えることができる、スーパーマーケットや生協などの大規模小売業が発達したことで、牛乳配達はその役割を終えたかのように見えたが、根強く続けられてきた。いま、牛乳配達は、早朝だけなく日中に配達するなど、柔軟に変化を遂げながら、そのサービスは進化している。時代とともに保冷資材も開発され、安全・安心への取り組みも向上している。

インターネット通販が流通の主流になると言われる時代に、新しい習慣として牛乳配達が見直されてきている。高齢化社会の進展や仕事が忙しく買い物をする時間もない人々が増える中で、指定の宅配代理店から決まった時間に商品が届けられる牛乳配達は、安心できる"顔の見えるサービス"として歓迎されているのだ。

食生活を支える「協同乳業の宅配」事業

栄養価の高い牛乳や乳製品に新たな付加価値を見出すことを使命とする協同乳業は、お客様の家庭までダイレクトに商品を届ける宅配サービスを通して、無理なく継続できる「新しい健康習慣づくり」を応援している。

「協同乳業の宅配」サービスは、ビフィズス菌LKM512配合の「特定保健用食品おなかにおいしいヨーグルト」をはじめ、「機能性表示食品 ハツラツ家族 ふしぶし良治さん」や「栄養機能食品 ハツラツ家族 鉄葉さん」などを取り揃える。毎日の健康維持に役立つ宅配専用の食品・飲料が、カラダのコンディションを継続的に整えていく。

また、ガラス瓶入りの牛乳も飲むことができる。協同乳業の発祥地である松本近隣の信州安曇野の限定された6軒の酪農家が絞った生乳の「信州安曇野牛乳」をはじめ、飛騨地域の生乳を使用した「飛騨発ホームサイズ牛乳」など、自然のままのおいしさを運ぶ。家まで届けられる牛乳を飲み干す時、昔懐かしくも、新しい健康習慣を楽しめる。

宅配商品は、ご家庭の保冷箱に直接届けられるので、夏でも傷みにくく、おいしさを楽し むことができる。リターナブルの牛乳瓶は、環境にもやさしく循環型サイクルの中で自然 の恵みを堪能することができる。

「協同乳業の宅配」サービスは、"信頼と安心"を運ぶ

協同乳業と宅配代理店が、半世紀以上かけて構築した"信頼と安心"の仕組みは、お互いの"顔が見える"ことを大きな特徴とする。いつもの時間にいつもの人が届けることが、その地域に住む高齢者の方の見守りや暮らしのお手伝いにもつながり、地域の安心な暮らしを守る役割も果たしている。お互いの顔が見える距離感の中で、宅配代理店にも「地域の人々に役立ちたい」という想いが育まれていく。

協同乳業は、"酪農家と消費者の懸け橋となる乳業会社"を目指して発足した。そこに関わる人々は、誰もが"信頼と安心"を紡ぐ仲間となる。協同乳業が宅配代理店を大切にする姿勢は創業以来変わっていない。お客様の健康維持への願いを託す宅配代理店を大切なパートナーとして、商品の拡販や事業の成長を支えている。

酪農家が搾った生乳が、厳しい品質基準で安全・安心な牛乳・乳製品に加工され、新たな価値とおいしさをそえて、"顔の見える販売者"から食卓へと届けられていく。どんなに流通形態が進化しても、この"信頼と安心"のネットワークが崩れることはない。自然の恵みを余すことなく伝える一貫したサイクルの中で、今日も「協同乳業の宅配」サービスから健康的な一日が始まっていく。

協同乳業物語 バックナンバー

※記載内容は投稿当時のものです。